bakabonbakenのブログ

的中馬券指南と今日のお勧め。

人間の多様性

「それ、なおしといて。」 九州の友達にそう言われて、何か壊れているのかな?
不思議に思った事がある。 どうやら、片づけておいて。 と言う意味らしい。
これが、名古屋方面に行くと、「かたしといて。」 と、なるらしい。
 日本語でも、地域によって言葉使いが違うし解らない事がある。
英語でもまたしかり、例えば レイン と聞いたら普通は 雨 かなと考えるだろう、
だけど 手綱 という意味もあるし、統治する という動詞の場合もある。
 「これが ラスト だ。」  ラスト が 最後 だと思っていたら、 続く の意味
の動詞で使ってくる場合もある。
 しかし、人間の能力の無限性を感じるのは、慣れてくるとそんな事意識しなくても区別
できるところにあるのではないだろうか。
 バカボンは、中学生のころ電信級アマチュア無線技士の資格をとった。
モールス符号を覚えるために、語呂合わせと言うんですかね、例えば


 A ・-     亜鈴
 B -・・・   棒たおし
 C -・-・   中止中止
 D ー・・    道徳


こんな感じで覚えたものです。 1分間25文字程度の試験でしたから、これでも十分
合格できましたが、プロの試験の時には苦労しました。
 なにせ、1分間125文字ですから、音を聴いて 亜鈴 だから A だな
なんて判断してたらとてもじゃないけど間に合わない。
 頭の中で、・- = A を瞬時に理解していなければならない。 それでも間に合わない。
   例えば、 There is a pen.
 これをモールス信号で聞くときには、この文章すべてを頭の中にストックしてから、
用紙に書く。
 雰囲気がわかってもらえるかどうかわからないが、
ッー トロトロ トットルートトッ トロ トロロ トツー トルルーロ トッ ルーロ
ー  ・・・・ ・ ・-・ ・  ・・ ・・・ ・-   ・--・ ・  -・
 慣れてくると、ツーの後にはトロトロが来る場合が多く、続いて トトがくれば
トトト がくる。 トト が来るのは50%ぐらいで、丁度百人一首で上の句を聴いて
下の句の頭で判断するようなものかな。
 There の次にくるのは、 is か are か was か were が
ほとんどでしょう。 めったに u なんてこないから。
 ところがね、もっと不思議な事はモールス符号には、欧文と和文があり同じ符号も
使われている。
       ・-    A は 和文では  イ  (イトー)
       ー・・・  B は、      ハ  (ハーモニカ)
やはり、語呂合わせで覚えたが、この学習方法は間違いだと思う。
 欧文なら欧文の世界に入り、A 和文なら和文の世界に入り イ
と抵抗なく判断できなけれは、プロでは通用しない。
  ・- ⇒ 欧文だから アレー ⇒ A
       和文だから イトー   イ
こんなステップを踏んでいたら間に合わないという事。
 モールス符号を知らない人には、欧文か和文か判断がつかないと思うが、不思議なことに聞きなれるとすぐにその区別ができるようになる。
 最低下、これだけは覚えておきたいモールス信号は、
     ・・・ --- ・・・    SOS です。 いつか、お役に立ちます。


パソコンのキーボードも似てまして、皆さんはローマ字入力? それとも、カナ入力?
バカボンは、当然カナ入力なんですが、ローマ字入力の人って結構多いですよね。
 友達が来た時には、だいたい「なんじゃ、こりゃ」と言ってます。
 考えてみてください。 「かんがえる」 6回キーボードをたたけばよい。
それが、ローマ字入力だと、8回ですか9回ですか? いずれにしても効率が悪い。
 ストレートにカナ入力にすれば余計な頭を使わなくてすむ。
 欧文タイプで指がアルファベットを正確に叩ければ話は別だが、今の若い人は
 欧文タイプライターなんて知らないのではなかろうか。
バカボンは、オリベッティのお気に入りのを使っていたが、小指に力が入らなくて
大文字がいつもズレていた。 腱鞘炎になりかけた。 今は、なんていい時代なのか。


 英語を話すときも同じことが言えて、日本語で考えてから、それを英語に直していたら
会話が途切れる。
 単語なんかろくに知らなくても、その世界に入り込むことが大事だと思う。
 昔、映画館で笑いのテンポが皆とずれていたときがあった。 
みんなは、字幕のスーパーを観てから笑う。 バカボンは会話を聞いて笑う、いやセリフ
を予想して笑うといった方が正解かもしれない。
 だいたい、話のオチが解るというものだ。 
 映画と言えば、日本では子供向けの「ゴーストバスターズ」という映画があったけど
あの映画の中では、かなりヤバイ(子供には)セリフが入っていた。
 「オイオイ、そりゃ、まずいんじゃないかい。」 そう思いつつ字幕をみたら、アラ
上品な日本語で書かれているではありませんか。
 でなきゃ、R指定の映画ですよ、あれは。


 同じ物を見たり、同じ言葉を聴いたとしても、その捉え方は人それぞれ、その人間の
多様性がさまざまなドラマを作り、人生を豊かなものにしてくれる。
 宇宙人が人類を見守っているのは、それが面白いからだと、だれかが言っていた。